IDÉE Life in Art
「space time continuum」

本展の作品はインテリアや空間と伴って展⽰されることを想定して１４点の作品を空間の中で断絶したものではなく連続した状態として展⽰する。そのために、織った⽷の端を残し、空間から断絶したものではなく繋がっているものとして提⽰することを試みた。世界の結びつきが綻び unravel、あるいはほどけてしまい undone、断絶した関係は⽷によって縒りをもどす。

モチーフとなっている写真は、ある場所におけるある時刻を表している。あえて、中央アジア⻄北部に居住するテュルク系⺠族や、ノルウェイなど私たちの⾵⼟とは離れた別の場所の写真をもとに制作を⾏ったが、そうした選択は⾃⾝の環境から孤⽴したものとして浮き彫りにするのではなく、私たちの絡まり合いの世界の⼀部として意識することに重点をおいた。ただ単に距離のある場所を選ぶのではなく、都市に住む私たちの価値観を問いただされる⾵⼟や薗環境に⽣きる⼈々を選択している。